ん?debian13.1 GNOMEをNX3で使ってみたが
debian 13.1 を使ってみました。Debian 13.1 は、2025年9月6日にリリースされています。レッツノートのCF-NX3にインストールしてみましたが、いろいろと難点あり。正直使い勝手は、悪くないんですが、ん〜🙁というのかホンネです。
デフォルトのデスクトップ画面
インストールは、10分ちょっとで完了。debianのインストールは、ちょっと手間がかかります。カスタマイズが細かくできるのが特徴ですが、初めての人には設定が難しい。
インストールの際には、パスワードを短めに設定しておいたほうが、後々が楽です。インストール後は、パスワードの入力する機会が多いので、短めのほうが作業が捗ります。初期設定後に、パスワードは変更できます。
メニューは、キーボードのWindowsボタンでも出てきます。
動作環境とメモリ消費
debianの必要動作環境は、以下のとおり
- CPU 1GHz以上のi386かamd64
- メモリ 2GB以上
- 記憶領域 25GB以上
- 解像度 1024×768以上
推奨環境は、以下のとおり
- CPU Dual-core 2 GHz
- メモリ 8 GB RAM
- 記憶領域 50 GB SSD
GNOMEのデスクトップ環境は、アイドル状態で1.6GB程度メモリを消費します。4GBだとdebian13は、ちょっと厳しいかもしれません。
どうやって電源切るの?
このdebianの画面配置、デザインは、好き嫌いかなりありそうです。まず、どうやって電源を切ったらいいのか、最初は迷います。
電源操作は右上へ。
右上の電源アイコンから再起動、電源オフができます。
日本語入力の設定をローマ字とかな入力で
日本語入力はいいですね。デフォルトでローマ字入力ができるのはポイントが高い。
日本語の入力を「かな入力」ができるようにします。メニューからMozcの設定➡かな入力に変更します。
これでかな入力で日本語が入力できるようになります。
デフォルトのインストールソフト
テキストエディタは、GNOMEのデフォルトタイプ。
ファイルブラウザも、GNOMEのデフォルトタイプです。
デフォルトブラウザは、Firefoxです。
LibreOfficeは、デフォルトでインストールされています。文書作成と表計算は一応できます。
ディスクももちろん入っています。パーテーションを操作したい方には必須アイテム。
Google Chromeをインストールします。
Google Chromeの公式サイトから、debパッケージをダウンロード。
ダウンロードしてきたdebパッケージをクリックしてインストーラが立ち上がります。
問題なく、Google Chromeをインストールできました。
追加したソフトは、ダッシュボードにピン留めできます。
ソフトウェア類の追加は、ソフトウェアセンターから。
GIMPは最新版
ソフトウェアセンターから、GIMPを追加していきます。
GIMPのバージョンが気になりますが、ソフトウェアセンターからインストールして追加します。
インストールしたGIMPのバージョンは、新しい3.0.4でした。ブラシ類は後で追加ですね。
テキストエディタのSublime Textをインストールします。Python、PHP、HTML、CSSのエディタで使いやすいので、いつもSublime Textです。
debianのソフトウェアセンターには、Sublime Textはありませんでした。Sublime Textの公式サイトからダウンロードして、と思いきやちょっと手間がかかります。
どうもターミナルでコマンドを入力する必要ありなので、端末を起動。
Sublime Textの公式サイトにかかれているとおりのコマンドをコピペ。端末は、suで入っておいたほうがいいかもしれません。
何回かエラーがでましたが、同じコマンドで試すとインストールできました。
Sublime Textが追加できました。
タッチパッドの2本指操作を変更
タッチパッドの2本指でのスクロール方向を変更。下にスクロールすると上に画面がスクロールしてしまうので、設定を変更します。
設定➡マウスとタッチパッド➡タッチパッドでスクロールの向きを変更できます。
外観のデザイン一覧
ここからは、外観の設定です。
debian13.1の外観設定は、基本的には、白の背景かダーク背景の2パターン。アクセントカラーも選択できますが、見た目に大きな変化はありません。
白背景の外観デザイン一覧
ダーク背景の外観デザインの一覧
ダーク背景に設定した場合、LibreOfficeの編集画面の背景も黒になります。
ファイルで一括リネーム
デフォルトで入っているファイルブラウザで、一括リネームができるかチェック。これがあるとないとでかなり作業に違いが出てきます。
基本的な一括リネームはできます。これはいいです。試してみましたが、正規表現は使えないみたいです。
パスワードを変更します
設定が終わった段階で、パスワードを長いものに変更します。
メニュー➡設定で設定画面を
設定➡システム➡ユーザーでパスワードを変更できます。
別のLinuxの起動USBを作成
もし、debian13.1の操作性がイマイチだなと感じたら、別のLinuxディストリビューションに乗り換えるのも簡単です。
USBイメージライターが入っていないので、追加インストール。
USBイメージライターで、UbuntuのISOイメージをUSBメモリに書き込んで起動USBを作成。
使い方としては、こんな感じでした。
まとめ・個人的使いやすさ感想
Debian13.1は、個人的にはかなり違和感があります。タブレットでの操作をしたい方にはいいような気がします。ノートパソコンでの利用には、イマイチな操作性。
個人的には、50点。好きになれない画面デザイン、配置です。debianは当分使うことがないかな、という印象。どうも、debianの方向性がイマイチわからない。このUIは、タブレットならいいかもしれませんが…。
気になる方は、使ってみるといいかもしれません。
Debian 公式サイト(英語)